2012年 01月 17日
店内のガラス窓越しに見える看板&居並ぶシェーカーから この店がどこか当てたら久々の「勝手に赤坂検定準一級」です。 で検定はさておき、この店の特徴が マッドサイエンティストが怪しげな化学実験をしている 佇まいですが、化学赤点の行蔵が実験室に居る訳も無く、 出来上がったのは ラフロイグの瞬間冷凍! まさに化学実験で出てきそうな不思議なタンクから 液体窒素を出してボウルの中でラフロイグをミキシング。 本来は果物を使ったカクテル類で行うとことが多いそうですが わがまま言ってシングルモルトで出してもらいました。 スプーンで口に運ぶと一瞬の極冷感を感じさせつつ ふわっと消えていきます。 香りを楽しむ本来のモルト愛好家からは怒られてしまいますが ディナー後のお口直しには結構マッチ。 同じハードリカーでも甘みの強いラムあたりで又 やってもらおうかな~と、粋な演出に少々ハマリ気味の行蔵。 がしかし、こちらの定番は 右:瞬間冷却の苺カクテル 左:通常のパイナップルカクテル 右:ゴールデンキウイ 左:今シーズン最後の和梨 (まったく色味が分からなくてすみません。 撮ってるときはグラス&ライトがかっこ良く思ったんで・・・) これら、フルーツをふんだんに使ったミクソロジー!!! 赤坂にはフルーツを巧みに操る素敵なバーが多いですが こちらはミクソロジーを前面に打ち出した新店です。 八重洲に一号店を持つその名も 「CODE NAME MIXOLOGY」の赤坂進出。 「コードネーム:●め地蔵」でMIのT・クルーズ並みの ハードなミッションに明け暮れる赤坂インテリジェンスな行蔵が ミッション後に羽を休めるには果糖とビタミンが必須です。 程よい暗さが心の傷も優しく包んでくれます。 ハードなミッションに暮れる貴方は勿論ですが そうでない貴方も、「0364591129」 このコードは携帯に要登録です。 ちなみにお店の詳細は、こちら赤坂経済新聞さんまで。 #
by akasaka_hiyoko
| 2012-01-17 11:02
| 赤坂のお店
2012年 01月 17日
『「何を奢ってくれるんだ。社員食堂のカレーなんてのは御免たぞ」
「お前の食いたいものでいいのさ」 「じぁあ、赤坂の津つ井でビフテキ丼だ。冷房も効いてるし」 「制作は華やかでいいねえ。こっちは毎日蕎麦屋の出前だ。食い物屋の名前も知らないよ」 丁度正午を知らせるチャイムが鳴り、二人でスタジオを出た。駐車場に停めてある忠の車に向かう。 「これ、ホンダのS600だろ。おまえの車か」笠原が目を丸くした。 「ああ、借金まみれよ」 (中略) 麹町から紀尾井町のホテルニューオータニ横を通り、弁天橋を渡る。首都ハイウェーが複雑に立体交差する赤坂見附を抜けて一ツ木通りに入った。(中略) 赤坂の街は、勤めを終えたサラリーマンやBGで溢れかえっていた。商店の軒には、日の丸と五輪マークを描いた提灯が祭りのように並んでいる。ただし街全体は埃っぽかった。ここでも工事が行われているからだ。』 奥田英明著 「オリンピックの身代金」(上)角川文庫 今年と同じく「辰年」。 四十八年前の昭和三十九年。八月も下旬。 東京はアジア初のオリンピック開催を十月に控え、 街中がわきに湧いていた。 そんなさなか、東京で爆弾による爆発事件が発生。 そして同一犯とおぼしき者からオリンピック開催を妨害するとの脅迫状が警察に届く。 容疑者はどこに。警察の懸命な捜査が始まる。 去年読んだ小説の中で最も読みごたえがあった一冊。 本の帯には「これが私の現時点での最高到達点です」との著者の言葉が書いてあるが、 嘘はないと思う。 抜群に面白かった。 さて、ビフテキ丼のお味は。 『津つ井では二人ともビフテキ丼を注文した。ビフテキ丼とは、ステーキ肉を醤油とバターでつないで御飯に載せたものだ。芸能プロの社長に連れてこられ、やみつきになった。 「おまえ、いつもこんないいもん食ってるのか」笠原が眉をひそめ、「おれも、制作を志願すべきだったな」と皮肉を言った。 「馬鹿言え。接待のときだけだ。」』 この二人が行った「津つ井」は現在も赤坂にある。 但し場所はこの当時と変わっている。 この当時は赤坂五丁目五番地。東京放送のすぐ近く。 現在は赤坂二丁目。 アメリカ大使館宿舎正門前に位置している。 お店の脇を六本木通りの方向に抜けていくと、「忠臣蔵」で有名な「南部坂」にあたる。 もちろん、現在でも名物の「ビフテキ丼」、「マルセイユ鍋」が食べられる。 いずれ、行蔵さんにレポートしてもらおう。 よろしく。 ついでに。 “楽„の去年の一番。 この一冊は木下昇著「茗荷谷の猫」。(文春文庫) #
by akasaka_hiyoko
| 2012-01-17 00:43
| 赤坂番外編
2012年 01月 12日
50代~60代くらいのやんちゃな先輩と
話をしてると出てくる 「ラテンクォーター」「コパカバーナ」「ミカド」・・・ などのナイトクラブ。 それぞれ趣は違うも、お酒や料理と共に ステージのレビュー・ライブ・ショーを楽しんで いたそうで、バブル後赤坂しか知らない行蔵に とっては憧れの光景ですが、、、 寒空の赤坂通りを歩いているとヘキサゴンビルの1階に 行蔵の嗅覚を刺激する謎のレセプションカウンター。 黒服のお兄さん・お姉さんに導かれるまま ビルのエレベーターで9階に向かうと そこは黒・赤・キラキラ満載なゴージャスなダイニングに こんなバーカウンターや カードゲームの出来るバーカウンターを併設し さらにステージスペースを擁するショーダイニング ルチアーノショウ が出現します。 店内イメージそのままの「薔薇のお菓子」をつまみながら サービスのブーブクリコを頂いていると 20分に一回のショータイムがスタート! 大人の事情でショーの写真は紹介できませんが 海外ダンサーがテーブルの間近でセクシーな視線を 送りながら踊ります。 沢●エリカ似のフランス人、元ロシア代表の新体操選手、旧ソ連邦の 色白東欧系女性、、、頑張ってます。 「お酒を飲みながら気楽にレビューを見る」行蔵、憧れの赤坂復活です! と言いたいところですが 絶好のロケーションと豪華な内装&素晴らしいコンセプトが ちょっと活かし切れていない感が否めません。 勝手言って申し訳ないけど真面目すぎるんでしょうか。 艶っぽさや少しドキドキするような悪さ・いかがわしさが 伝わってこないんですよね。 まぁ、近くのホテルに泊まってTDL行って、TBS見て、 夜にちょっとゴージャス系に触れてみたいという人達も多い 赤坂で、承知の上で敢えてこうしているのかなとも思うのですが 先述のナイトクラブのようなオトナの遊び場の出現を望む行蔵は 期待を込めて辛口評で書いてます。 是非、日記をみた貴方も一度行って下さい。 行蔵はよりオトナな空間になってることを祈りつつ また行くつもりです。 そして2回目の訪問でも艶っぽくなかったらリクエストも するつもりです。 オトナなお店や上質なお店は、そうでない軽い&安いお店より 育つのに時間も手間も必要です。 ちなみにこの店のオーナーは日本人だけど渾名が「ルチアーノ」 なので店名がルチアーノショウだそうです。 行蔵は周りから外人名で呼ばれることはないのですが、 赤坂でショーレストラン(ナイトクラブ?)を作ろうとしたオーナーの 気持ちは応援したいと思っています。 頑張れルチアーノ! ちなみにドリンクは普通のバー価格なので チャージ1000円のカウンターでお酒2杯位 飲んでショーみて帰ればそんなに高くはなりません。 #
by akasaka_hiyoko
| 2012-01-12 14:42
| 赤坂ディナー
2011年 12月 29日
とある飲食業界広報の方との会食。
年の瀬に絶妙なタイミングでご挨拶メールを頂いた 以とうさんへ行くぞう! 人並みが少し減った年末の赤坂でも以とうさんのカウンターは満席。 齢70近いと思われる白髪のオジサマが、 ちょっといにしえ感たっぷりな才女風 スカーフ女子(推定37?)相手につまみを食べながら 絶好調に講釈を垂れているとっても赤坂らしいスペースの横で、 行蔵もキンキンのビール&速攻の熱燗で タコ&イカのつまみ 他にも 神業のヤマイモそうめんイクラのせ 定番の青魚胡麻まぶし をやりながら駄弁を弄しているとお銚子は既に4本目。 このままおつまみパラダイスも魅力でしたが やはりここはお寿司! で相変わらずのピンボケ写真を一生懸命に接写で撮っていると・・・ つられて撮ってた同行者の携帯の画面には ダーン!&ダーン! と写りの違い格段の写真。 美味しそうでしょ?っていうか以とうさんのお寿司は とっても上品で美味しいのですが、ここまで写りが違うと結構ショック。 ちょっと手の空いた板前さんにそれぞれの写真を見せると 「いやぁ~確かに違いますね~」と行蔵に気を使いながらも 実に公正なジャッジ。 苦楽を共にし、スマホ全盛の時代でもこれからも一緒に戦おうと 誓った愛機F905ⅰが実に不憫で、 そして今までひよこ日記でピンボケ写真を掲載されていた 赤坂の名店にも何かとても申し訳なくて・・・ お新香巻を頂く頃には愛機を懐に温めてただひたすらに食! 『行蔵、ひよこ日記断筆宣言!』の文字が頭に浮かびながら お会計をしていると 「行蔵さん。今年も本当にありがとう。来年もいい赤坂にしたいですね。」 と店主さんが温かい握手。 ピンボケでも心が伝わればと一人納得し(というほどの内容も無いですが) 細々と日記続けていこうと一瞬にして心を新たにしました。 実はこのあと広報さんからはさらにスーパーショックな発表を聞き 言葉を失う行蔵。 翌朝には思わず氷川神社でお参りしてました。 と、そんな行蔵に以とうさんの額は静かに語りかけます。 今の行蔵には遠~い言葉ですが 来年はちょっと意識しようかな。 #
by akasaka_hiyoko
| 2011-12-29 09:58
| 赤坂ディナー
2011年 12月 24日
敬虔な神道?の行蔵にとっては
クリスマスはむしろ大人しく過ごす日。 赤坂の夜間パトロールもお休みです。 でも赤坂活性化のためにはみなさん 聖夜を赤坂でお過ごし下さい。 表参道と異なるお正月気分先取りのサカスのイルミも 銀座と異なる空いているメイン通りも 「特別な2人」がゆっくり大切な時間を過ごすための 街からの粋な演出です。 でそんな赤坂で召し上がっていただきたいのが シュマンさんの赤牛。 こちらの写真は数日前、通常のプリフィックスメニューから 行蔵が選んだ「サラマンドル焼」。 行蔵好みのしっかり赤身+噛み締め感ばっちりジューシー! 「クリスマスだから行蔵さんへのプレゼントです」 とトリュフをチャッチャ。 これまたプレゼント頂いた赤ワインと共に頂くと 肉の旨味にさらに芳醇さが加わりとってもハッピーホリデー! クリスマス時期は違った料理法ですが この赤牛は是非お召し上がりを。 この日は軽めのコースで サヨリと寒ブリのあっさり一品に シュマン自慢のスペシャリテ 「雲丹添えの人参ムース&コンソメジュレ」をチョイス。 やっぱりしっかり美味しいなぁ~。 オトナな赤坂のオトナなフレンチ。 まだクリスマスの予定の決まっていない貴方。 赤牛クリスマスへGO!ですよ~ #
by akasaka_hiyoko
| 2011-12-24 11:28
| 赤坂ディナー
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