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赤坂ひよこ日記

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必冊!赤坂 その一


みなさん、初めまして。
「楽」と名乗っておきましょう。

読書の夏。
赤坂が舞台として出てくるの本、五冊ほど紹介します。
まずは、これから行きましょうか。

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「東京アンダーワールド」
ロバート・ホワイティング著 松井みどり訳 角川文庫

実在した人物。
ニューヨーク出身のイタリア系アメリカ人、ニコラ・ザぺッティ。
六本木を本拠地に東京のマフィアのボスとなった彼の生涯を通して語られる戦後の日本の闇。
話は六本木を舞台に戦後のヤミ社会のことが語られます。
が、もちろんお隣の赤坂のことも。

「頭角を現しつつある”経済大国日本”の興味深い一面が、さらにはっきりと見てとれるのは、隣町赤坂だ。ここは、ニュー・ラテンクオーターを中心に、高級クラブが雨後のタケノコのように群生しはじめていた。(中略)赤坂の人気スポットの一つに、パコダのような形をした世界最大のキャバレー<ミカド>があった。」

米国の航空会社と大手商社の交渉場でもあった華々しい赤坂のクラブ。
そのクラブのホステス達を日本の商社に雇われたエイジェントが訓練し、ライヴァルになる省庁の人事情報、他の航空会社の機体情報等を入手させていた。
彼女達が接客だけでなくとスパイさながらのこともしていたことも書かれている。
ある意味で赤坂が一番輝いていた頃、というかもっともケバケバしかった頃の描写がつづき、その時代を体感できなかった自分でもとても興味深く読めた。

個人的には、今現在再建中の「赤坂東急キャピタルホテル」(場所は永田町です)が、あの一等地にもともとあった外資系ホテルの草分け「東京ヒルトン」から何故変わることができたのか・・・、その辺のくだりもおもしろかった。

ちょっと前の赤坂を知りたいなら必読!。

本文中に出で来る、ザペッティが経営していたイタリアン・レストラン「ニコラス」は現在も麻布小学校近くで営業している。
現在の天皇陛下が皇太子でいらした頃、美智子様とよくピザを食べにお見えになった「常連」だったことも書いてある。

ではまた、来週。
by akasaka_hiyoko | 2009-07-15 00:27 | 赤坂番外編