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2009年 10月 06日
必冊!赤坂 ホッピー
「田村久雄は,痺れはじめた頭でジョッキの底にたまったレモンスライスの枚数を数えた。四枚あった。それは四杯のホッピーを飲んだことを意味していた。この居酒屋はホッピーをおかわりしてもジョッキを替えない。注ぎ足して、最後に残ったレモンの枚数で勘定するのだ。」
![]() 「東京物語」奥田英朗著 集英社文庫 ぶるーのさんが以前ブログで紹介したとおり、ホッピーは赤坂生まれの飲み物。 赤坂のお祭りの土曜日。〝楽〟は赤坂氷川山車を曳いていた。 曳いている山車にはホッピー社員チームが一緒で、和気あいあいと道中を進んで行った。 無事に神社に戻ってから、境内に並んだ屋台の前で福槌の助六を片手にもちながら、社員が笑顔でいれてくれた黒ホッピーをいただく。 おいしいなあ。 少し涼しくなってくると味わい深い「黒ホッピー」の方がよく合う。 ホッピーの皆(ミーナ)さんにこの場で(特にマダムキラー ケンジくんありがとう)感謝しつつ、今回はホッピーが出てきた本書を取り上げた。 話しは名古屋から大学受験のため、上京してきた主人公田村久雄の1978年から89年までを活写した連作短編集。 上の取り出した箇所は「レモン」と題された一編からで、日付は1979/6/2となっている。 この日は江川卓がプロ一軍初登板の日。 このことが話の中で伏線になっている。 御茶ノ水にある大学の文学部に入った久雄は演劇部に入部。 大学近くの居酒屋で毎晩部員と飲んだくれている。 「ホッピーを何度もおかわりした。金はないけれど、誰かが払ってくれるだろう。我が演劇部は、私有財産という観念が薄い。だんだん頭が痺れていく。毎晩酒盛りだ。」 いま、自分がそこそこにお酒が飲めるようになったのも、これに近い日を過ごしてきたからかな、なんてね。 最近、奥田英朗の本をよく読んでいる。「ララピポ」は去年読んだ本の中で一番笑撃的。 勧めにくい本だが、おすすめします。
by akasaka_hiyoko
| 2009-10-06 00:33
| 赤坂番外編
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赤坂で活動し、街を愛するメンバーが綴る日記。赤坂の老舗若旦那や、さまざまな業種の人たちが語る赤坂をお楽しみください!
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