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2010年 02月 19日
必冊!赤坂 その六「ため息をつくと、アレックスは背中を丸めてドラムバックを胸に抱え、赤坂通りを歩き始めた。 片側一車線の狭い車道沿いに大小の雑居ビルが建ち並んでいる。この辺りは政財界のVIPや各国大使館の国賓用御用達の高級料亭・クラブなどが多く、夜になると黒塗りの車が通りのあちこちに乗り付けられる。しかし、ランチタイムの今はスーツ姿のサラリーマンや財布とハンカチを手にしたOL、さらに通りの裏手にあるテレビ局のスタッフらしい、ジーンズやチノパンにスニーカー、首からIDカードをぶら下げるというスタイルの男たちが歩道を行き来していた。」 ![]() 「インディゴの夜 ホワイトクロウ」加藤実秋著 創元推理文庫 現在、お昼の13:30よりフジテレビ系列で放送されている「インディゴの夜」。 その原作本の第三集「インディゴの夜 ホワイトクロウ」の中の一編「ラスカル3」という話に赤坂が登場する。 インディゴとは「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに」そんな一言から生まれた、渋谷のホストクラブ。 そこで働くホスト達が繋る事件を解決していく。 この話の主人公アレックスもclub indigoのホストの一人。 「身長百九十二センチ、体重百十キロの体は鍛え上げられ、XXXLサイズのネルシャツはは胸と二の腕が窮屈しそうだ。一目で外人の血が入っているとわかる彫りの深い整った顔立ちだが、顎が割れ、張り出した額の下の目は常に強い光を放っている。」 彼は赤坂五丁目交番近くにあるボクシングジムに通っている。 そのジムの会長が、バカラ賭博で負けこみ、賭博を仕切っているヤクザに拉致監禁されてしまった。 「明日午後七時までに一千万、耳を揃えて持ってこい」 はたして、アレックスとジムの仲間は無事に会長を救い出すことができるのか・・・。 彼らは会長か監禁されている事務所かあるマンションへ向かう。 「午後四時過ぎ、すべての準備を終えると三人は車に乗り込み薬研坂に向かった。 名前の通り、赤坂という街には坂が多い。丹後坂、三分坂、新坂、氷川坂等々大小の坂がある。その中の一つ薬研坂は長く広い坂道で、東側一帯は大規模な再開発の工事で殺伐とした雰囲気だが、西側には寺と大使館、低層の高級マンションがひっそりと建ち並んでいる。目指すマンションは、坂を半分登ったところにあった。」 普通の人ならさらっと読んでしまう上の箇所も、この作者「赤坂」を調べているなと思わせる。 この本この二月に文庫になったばかり。 今回のアレックス君、テレビでは深水元基が演じている。 また、四月下旬より「インディゴの夜」は舞台でも上演され当人が演じる。 次回は赤坂お膝元TBSで目下放送中の刑事ドラマ、その原作者の作品。 これはノワールな赤坂。紹介していいのかな?。
by akasaka_hiyoko
| 2010-02-19 23:50
| 赤坂番外編
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赤坂で活動し、街を愛するメンバーが綴る日記。赤坂の老舗若旦那や、さまざまな業種の人たちが語る赤坂をお楽しみください!
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