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赤坂ひよこ日記

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必冊!赤坂 その九(下)

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前回の書き抜いた箇所、

「およそ、一年半前、二・ニ六事件の折に反乱軍を指揮した将校たちが集結した料亭『幸楽』は、不気味なほど静まりかえって黄昏の薄明かりの中に沈んでいる。」

その料亭「幸楽」は現在の外堀通りに面しているプルデンシャルタワ-の場所にあった。
「幸楽」は大戦末期、撃墜されたB29戦略爆撃機の落下に伴い、全焼消失した。
その跡地は後に、ホテルの大火災でも有名になったホテルニュージャパンとなり、現在の超高層ビルに至っている。

また、反乱軍が拠点としていたもうひとつの場所、「山王ホテル」は現在山王パークタワーとなっている。
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二・ニ六事件の関係箇所は赤坂と関係が深い場所が多い。
TBS東京ミッドタウンもそうなんだなあ。
これも、いずれ書くことになる、かな?。

「夢顔さんによろしく」は今年に入って〝楽〟が初めて読んだ長編だが、
作者の語り口、記述のうまさで長さを感じさせなかった。
あとがきで著者は語っている。

「四半世紀以上もの昔、トルーマン・カポーティ『冷血』を読んで、ドキュメンタリー・ノヴェルというものの存在を知った。物書きになって二十年。ひたすらドキュメンタリー・ノヴェルの可能性にかけて仕事をしてきた非才な筆者の、これは現時点におけるひとつの到達点となるだろう。」

当著書は2000年に柴田錬三郎賞を受賞している。
劇団四季「昭和の歴史三部作」の一つ、ミュージカル「異国の丘」の原作、ベースとなった書でもある。


次回は「愛する赤坂」。
あなたは赤坂を愛していますか?。
by akasaka_hiyoko | 2010-03-26 23:36 | 赤坂番外編