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2010年 05月 26日
必冊!赤坂 赤坂プリンスホテル「念には念を入れ、迂回に迂回を重ねて、赤坂プリンスホテル旧館の車寄せに城山が降り立ったのは、午後六時五分前だった。玄関で待ち受けていた支配人に「どうぞこちらへ」と慇懃(いんぎん)に促され、二階の個室に通されると、そこには誰もいなかった」 ![]() ![]() ![]() 「レディ・ジョーカー」 高村薫著 新潮文庫 単行本出版が1997年12月というのだから、 およそ13年経ってようやく文庫化された小説。 上・中・下巻と読み応えもたっぷり。 この作者ならではの骨太な文体もあって、 いや~読むのに時間がかかりました。 (高村薫は文庫化に際して本文を改訂することで有名、題名を変えることもある) 城山恭介は日之出麦酒代表取締役社長。 城山は先日、「レディ・ジョーカー」と名乗る者たちに拉致誘拐される。 解放され一命は取り留めたもの、会社は引き続き犯人達より脅迫されていた。 ホテル「旧館」の一室で会うのは与党の大物代議士。 総会屋が日之出麦酒に持ちかけている、山林にある別荘を40億円での購入依頼の件。 この代議士はこの話を後押しするために城山を呼び出したのだ。 城山は重なる苦難に立ち向かう。 「赤坂」の名と付いているホテルでは代表格の赤坂プリンスホテル(現在はグランドプリンス赤坂)。 来年三月には休業、取り壊しということで、 赤坂に関わるものとしては諸所考えることがあるだろう。 といっても、上記の「旧館」はいまのところ保存される予定である。 「旧館」はもともと大韓帝国最後の皇太子「李 垠(り ぎん)」のお屋敷だった。 屋敷は戦後に売却され、改築し赤坂プリンスホテルとなり、 1983年に新館がオープンして「旧館」と称されるようになった。 なくなるホテルもあれば、残るホテルもあり、 10月22日には「ザ・キャピタルホテル東急」が開業する。 こちらは「赤坂」と付けず、「永田町」にあることをアピールするようだ。 さて、「レディ・ジョーカー」を読む前に、 同じ高村薫の「閑人生生 平成雑記帳2007-2009」(朝日文庫)を読んだ。 「AERA」に掲載されているものをまとめたもの。 こちらもお奨め、雑記帳だけに読みやすかった。
by akasaka_hiyoko
| 2010-05-26 00:10
| 赤坂番外編
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赤坂で活動し、街を愛するメンバーが綴る日記。赤坂の老舗若旦那や、さまざまな業種の人たちが語る赤坂をお楽しみください!
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