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赤坂ひよこ日記

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必冊!赤坂 赤坂大歌舞伎


「昔からよく申しますが、三道楽煩悩(さんどらぼんのう)なんという、酒に博打に遊びという、これァまァ、みんな男の道楽としてございますが・・・。昔は名人気質なんてえことを言いまして、お職人やなにかでも、あの人は腕がいいなというと、必ずこの、癖がありまして、勝負事が好きとか、酒が好きとか、女道楽する、なんかしらの道楽があるもんで、それがために、せっかくの腕を持ちながら貧乏して、きゅゥきゅゥしてえるてえのがあったもんで・・・。
子供が親に苦労かけるという、これァまァ、当然でございますが、中には親が子に苦労をかけるなんていう、始末の悪いのがありまして・・・」

「文七元結(ぶんしちもッとい)」 (六代目)三遊亭円生・演

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中村勘三郎(十八代目)を中心とした赤坂大歌舞伎
赤坂ACTシアターで7月12日(月)より29日(木)まで催される。
二年前の前回、その人気ぶりに応えてこの七月再登場と相成った。
「勘三郎 再び」

今回の出し物は「人情噺 文七元結」と「鷺娘(さぎむすめ)」。
「人情噺 文七元結」のもとは高座にかけられた噺「文七元結」。
冒頭の部分はこの噺の「枕」。

手元にある解説には
「『文七元結』は三遊亭円朝(一八三九-一九〇〇)作の人情噺。(中略)四代目円生が練り上げて現在のような形にした。六代目円生(一九〇〇-一九七九)が初めて高座にかけたのは昭和十六年。以後四十年近くにわたり、おりにつけ演じつつ工夫した。落語ではないので落ちはなく、演者の言葉で結ぶ。」
と書いてある。

あらすじは長くなるので勘弁してもらうとして、
赤坂大歌舞伎のサイトであらすじと解説は読むことができる)
今回舞台にかけられる「人情噺 文七元結」は映画監督の山田洋次が脚本の補綴(ほてい)を行っている。
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今の時代に通じる人情噺に仕上がっていることだろう。
くれぐれもハンカチはお忘れなく。

冒頭および解説の部分は「新・ちくま文学の森 人情ばなし」(筑摩書房)の「文七元結」の項より書抜きました。
by akasaka_hiyoko | 2010-06-23 00:13 | 赤坂番外編