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赤坂ひよこ日記

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必冊!赤坂 その十二 がんばれ!ベイスターズ


『その前年まで、六年連続最下位にあえぎ、お荷物球団とまで見られていた球界12番目に位置する弱小球団が、三原の監督就任からたった一年の間に「日本一」に駆け上がった事実は、それまでプロ野球には縁遠かった人々の目までをも奪った。』
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「三原脩の昭和三十五年」 富永俊治著 洋泉社 現在絶版

赤坂お膝元「TBS」が保有する横浜ベイスターズの身売りが12月1日に開かれるプロ野球オーナー会議を経て決まりそうである。

“楽„ はベイスターズファン。
そう、「大洋ホエールズ」が川崎から今の横浜に本拠地を移し、
「横浜大洋ホエールズ」となった1978年からのファンである。
当時は別当薫監督だった。

今回取り上げたは当著は、「大洋ホエールズ」が昭和35年に三原脩監督のもと、
初のリーグ優勝を経て、
日本シリーズでは「大毎オリオンズ」を四縦で破り、
日本一になるまでの軌跡を描いた本である。

抜粋したとおり、この優勝の年の前年まで、
「ホエールズ」は六年連続最下位というリーグの「最弱お荷物球団」であった。

伝統は廃れない。
去年にはプロ野球史上初の三年連続90敗以上という不名誉な記録がついてしまった。
しかし、もはやこれはお家芸の域であって、
“楽„にしてみれば、また箔が着いたなと、といったところである。

87年には広島を4度の優勝に導いた猛将・古葉竹識を監督として迎えても、
また、98年の二度目の日本一の後、2001年には西武ライオンズの黄金期を支えた知将・森祇晶を迎えてもAクラスにすらなかなかなれなかった。
両氏はこの球団関わったことで球界での晩節を汚してしまったといってもよい。

というわけで、“楽„ は今後とものんびりファンを続けていく。
死んじゃう前に、もう一度優勝してくれれば御の字である。
98年の二度目の日本一前までは、リーグ優勝ですら一生お目にかかれるのは無理かと思っていた。

さて、この本はその二度目の日本一を獲得した98年の四月に初版されている。
前年は終盤までヤクルトと競っていて、もしかしたらという著者の「勘」があったのかもしれない。
今、手元にあるのはその初版物である。

さて、今週11日に公開されるブラッド・ピット主演の映画「マネー・ボール」には原作がある。

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野球好きの方には、是非、こちらは読んでいただきたい。
野球というゲームの見方がこの本を読むことで変わること請け合いである。
貧乏球団の「アスレチックス」がいかにして強いチームになりえるのか、その秘密が明かされる。
日ハムにいたヒルマン監督や、ロッテにいたバレンタイン監督(二期目)は監督就任当初この新しい球団作りの手法を日本の球団で応用しようとした。
そう、うまくはいかなかったけれど。
野球が盛んでないイギリスでもこの本が売れた証拠には、野球を例に取り、物事を多角的に見ることで様々な発想が実現可能なことを示しているからに違いない。
by akasaka_hiyoko | 2011-11-10 00:52 | 赤坂番外編